お正月は仕事や学校が休みになる方も多く、生活習慣が乱れて不摂生になりがちな時期です。この時期につく脂肪は、実は内臓脂肪かもしれません。ここでは、お正月に内臓脂肪がたまってしまう理由について紹介します。
座っている時間が長いと
内臓脂肪がたまりやすい
お正月に内臓脂肪がたまりやすくなる原因は、食事だけではありません。寒いからといってこたつやホットカーペットで座りがちになっていませんか?
京都府医科大学が実施した研究によると、座っている時間と内臓脂肪の増加には相関関係があることが判明しています。この調査によると、座位時間が2時間増えるごとに、腹囲内臓脂肪面積が1.145cm²増加します。つまり、座っている時間が長くなれば長いほど、内臓脂肪がたまってしまうのです。
(小山 晃英.Obes Res Clin Pract. 2020 Nov-Dec;14(6):531-535.)
そのため、お正月は自宅でのんびり過ごして座りっぱなしの方は要注意です。
真っ先にカラダにたまる
内臓脂肪
内臓脂肪は、皮下脂肪と比較してカラダにつきやすい点が特徴です。お正月に運動不足や食べ過ぎが続くと、脂肪は内臓脂肪としてカラダに蓄えられて、その後に皮下脂肪がつきます。
内臓脂肪は胃や腸の周りについて、カラダのエネルギーが足りなくなったときには素早くエネルギーに変換されます。つまり、対策をすれば落としやすいのです。