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? ? ヨーグルトのなぞ

07 かび、酵母、細菌

<かび菌>日本酒 かつおぶし <酵母菌>パン ビール <細菌(乳酸菌)>ヨーグルト 糠漬け

食物の発酵には、かび、酵母、細菌の三大微生物がかかわっています。これらは大きさわずか数μ(ミクロン 1μ=1/1000mm)という微小な存在。かびはタンパク質やでんぷんなどを分解してアミノ酸、糖、アルコールなどをつくります。酵母は糖を分解してアルコールと炭酸ガスをつくります(アルコール発酵)。細菌は糖を分解して乳酸をつくったり(乳酸発酵)、アルコールを酸化して酢をつくったりします(酢酸発酵)。

ヨーグルトは基本的に、乳酸菌による乳酸発酵でつくられますが、世界には乳酸菌と酵母を併用する「ケフィール」(コーカサス)、「クミズ」(トルコ~中央アジア)などもあります。これが「乳酒」と呼ばれるのは1~2%の微量のアルコールを含むからです。

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