　秋になると焼き菓子をつくりたくなります。オーブンを使っても暑くてキッチンにいられないということもなく、ほんわかと温まったオーブンの周りは、おいしそうな暖かい部屋という感じ。材料を順に混ぜてつくるのがパウンドケーキなど焼き菓子の基本ですが、材料と混ぜ方によってでき上がりの生地の食感は異なり、つくればつくるほど小麦粉の奥深さを知ることにもなります。焼き菓子とヨーグルトの相性は意外によいもので、ちょっとした酸味が個性になり、また材料をしっかり混ぜ合わせてつくることで、朝ごはんにもよさそうな弾力のある生地に仕上がります。ミントのすっきりした香りも加わると、毎朝のトーストのように不思議に食べ飽きないお菓子になります。混ぜるだけといってもそのつどていねいに、でも少し速度をもってつくるとうまくいくはずです。

「ナチュレ恵 megumi」プレーンヨーグルト80g
卵（大）２個
無塩バター100g
薄力粉130g

グラニュー糖100g
スペアミント２g（30枚程度）
サラダ油少々

	薄力粉はふるい、スペアミントはみじん切りにしておく。オーブンは170℃に温めておく。室温においたバターをボウルに入れ、木べらでなめらかに練る。次にグラニュー糖を加えて、白っぽくなるまでよくすり混ぜる。「ナチュレ恵 megumi」、ミントを順に加え、そのつどよく混ぜる。

	１に溶き卵を２～３回に分けて加え、泡立て器でふわっとするまでしっかり混ぜ込む。途中、分離するようなら薄力粉を大さじ１～２くらい加える。卵を混ぜ終わったら薄力粉を加え、ゴムべらで手早くしっかり混ぜ合わせる。サラダ油を薄く塗った型に生地を入れ、表面を平らにならしてオーブンに入れ、40～50分ほど焼いて取り出し、冷ます。